小さな手の感触

先に10/5の記事「金縛り」をお読みください。









26日の入院は、[不全流産妊娠]という病名でした。

妊娠初期は10人に1人の確率で流産になるそうだ。
生理と間違えて気づかないことも多いらしいけれど、私はきっちり四週目には気づいてしまったので、病院へ行っていた。

エコーにしっかりと写ったのは10/17。ただ、どこに着床したのかはっきりしなかった為、一週間後にまた、ということに。

24日にも6.4ミリまで成長した子が写りましたが、五週目でこの大きさは小さい、と医師に言われ、また翌週も様子を見せる為予約を入れた。

元気な子は何があっても育つ。
だからきっと大丈夫。

そう言い聞かせていたんだけれども、26日出社間際に出血。
僅かな量だったので、ひとまずどうしても出なければならない会議に出て、その後も出血が続くようなら病院に行こう、と思っていたのだけれども、会議中に腹痛開始。
さほどの痛みではなかったので、相方と母親にメールで連絡入れて病院へすぐ向かう。
幸い母親がすぐにつかまり、一緒に病院へ行ってくれた。

エコーに写ったのは、24日の倍ほども伸びて変形してしまった白い影。
変形してしまった場合、もうだめだそうだ。
即日入院。翌日手術と決定。

病室に駆けつけてくれた相方を見たら、一気に泣けた。
「ごめん」
というと
「blueが謝ることじゃないだろう」
といってくれた。
声を挙げて泣いたのは、それきり。

27日。子宮内を綺麗にする為全身麻酔をして手術台へ。
けれど、もう子宮の中には殆ど何も残っていなかったそうだ。
前日の処置の際、胃液を吐くほどの痛みと、多量の出血があったので、その時に流れてしまったのかもしれない。
子宮内を綺麗にするのは、次の妊娠への準備なのだそうだ。
内膜とか取り去っておくと、妊娠しやすいそうな。

麻酔から覚めるまでの間の、不思議な感覚の中、あの子が傍に来た。
ベッドの横に座って手を握ってくれているのが相方なのは判っていたので
「パパだよ、かっこいいでしょ、パパに似て生まれて来るんだよ」
と教えた。
今回、声は聞こえなかった。
ただ、なんとなくあの子の思っていることが伝わってくるので会話は成立した。
「身体治して、病気も治しておくから、早くまたおいで」
右手を挙げて、小指を出すと、あの子の小指の感触。
小さな、小さな手。
指きりの約束をすると、多分「寝る」んだと思った。
「おやすみ」
と言うと、あの子はいなくなった。
やっぱり、顔も姿も見えなかった。

5日、私のお腹に宿った子は、知らせてくれていたんだろう。
自分の存在を。
か弱い声は、生命力のなさを。
首にかかった手は、絞めたのではなく、それでもしがみつこうとしていたんじゃないだろうか。



あれは夢で、昨日のも麻酔が手伝った、自分の心を支える為の幻覚だったのかも知れない。
でも、約束は約束だ。
身体を早いところ整えて、準備しないとね。


余談:
麻酔する関係で丸一日食べてなかったのも手伝って、バクバク食べてます。
いや~ん太る~wwwwwww
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by blue_wind_xx | 2005-10-28 10:23 | 日常