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なにげなく

一発屋からの脱却は……

前にも書いたけれど、私は携帯サイトの運営が仕事。
ベンチャーからのし上がった企業に勤める。
株価も少し前まではかなり良かった。

しかし、いわゆる[一発屋]
そこから先に進めるか否か、この会社はそれを問われている。

の筈なのだが、この会社の上は、それをしたいのかしたくないのかすら、さっぱり判らない。
とにかく前へ!の方針は変わらず、安定した会員数より新規会員、安定したサイト作りより目立つ企画。

安定と前進は同時進行しなければならないもの、と考えているのだけれども、これまでの方針を変えられない上層部。


更に、彼らの社員に対する様々な圧力、給与関係の悪さ、待遇の悪さ。
下手に金を掴んでしまった為に、自分の保身にしか回れなくなったのか。
実力主義、転職の数がキャリア、そういった風潮があるから、仕事に対する愛着はあっても、会社に対する愛着を持たない社員ばかりだ。
故に、社員を引き止めるには「金」しかない。
その「金」を出し惜しみ、更には減らす傾向にある現在、有力な社員がどんどん辞めていく。

この会社を作った、と言っても過言ではない人達が、続々と辞めていく。
人材が全てのこの会社で、それらがどれだけの損害をもたらすのか、上は判らない。
自分達が作った、そう思っているからだ。
貴方達の力ももちろんありました。

でも、それだけじゃないんですよ。


一年後、この会社にいる自信がなく、確定拠出年金の話が出たのだけれども、加入を断った。
聞いてみると、かなりの人が断っているらしく、「加入して欲しい」という内線が担当部署から回ってくる始末。
みんなこの会社に長く居続ける予定がない、ということだ。

停滞期に入ったこの会社は、このままだと二年後には衰退する。
会長、社長、みんな判っているんですよ。
既にこの会社が、沈みかかった船だって。

そろそろ、目を覚ましませんか……
by blue_wind_xx | 2005-03-24 19:35 | 仕事